2007年09月28日

介護療養型医療施設

「介護療養型医療施設」は、介護保険から報酬が支払われる「特別養護老人ホーム」「老人保健施設」と合わせて介護3施設と呼ばれています。
介護療養型医療施設は、医療法で定められた療養病床を持ち、医学的管理下で、療養上の管理や看護、介護、日常生活の世話、リハビリなどを行います。
簡単にいうと、介護と医療を必要とする高齢者が利用する療養病床の施設のことです。

また、タイプは2種類あり「療養型病床」と「老人性痴呆疾患療養病棟」です。
療養型病床は、医療施設で機能訓練室や談話室、食堂、浴室などの設備があり、面積も一般病棟より広くすることが、義務付けされています。
老人性痴呆疾患療養病棟は、精神科の病棟で、とくに重度の痴呆が認められている高齢者が対象の施設です。
徘徊などの老人性痴呆患者を介護、医療のサービスを提供するための常時専門のスタッフや、充分な設備が整えられています。
主に介護機能に重点を置き、長期的に医療サービスを受ける事ができました。
しかし、2005年12月、厚生労働省は、介護療養型医療施設を根本的に改革する方針を出しました。
介護療養型医療施設が、必ずしも期待通りの役割を果たしてなく、費用に比べたときの効果の点からも問題があるという指摘があります。
それは、介護療養型医療施設は、特別養護老人ホームや老人保健施設と比べると医師や看護師の数が多く、「要介護5」の利用者1人あたりの月額費用が、特別養護老人ホームや老人保健施設と比べると特別養護老人ホームや老人保健施設が、11万〜13万円程なのに、介護療養型医療施設ではおよそ48万円に上るといわれています。

また、利用者の実態調査の結果では、医療の提供があまり必要ない人や、看護師の定時観察だけでいい人の割合が、「療養型病床」・「老人性痴呆疾患療養病棟」ともに、それぞれ5割前後になるという調査結果がでています。
そして、平成18年度医療制度改革関連法案によると、平成24年3月までに介護療養型医療施設は廃止されるといわれています。
その後は、全体で38万床ある療養型病床のうち、およそ15万床が医療型の療養病床にして、残りのおよそ23万床が介護老人保健施設やケアハウス等の居住系サービスへ変更すると見通しされています。
posted by pooh at 16:12| 介護施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする